2016年8月30日火曜日

世界のマンガについてゆるーく考える会 #2

第2回「世界のマンガについてゆるーく考える会」を以下の日時・場所で行います。

世界のマンガについてゆるーく考える会 #2
日時:2016年9月8日(木) 19時から21時(18時30分開場)
場所:東京都文京区小石川4-14-12 共同印刷本社101ホール
地図
※最寄駅は春日、白山、茗荷谷(いずれも10~15分程度)
料金:無料
お問い合わせ:sekainomanga2016@gmail.com

第1回にもご参加いただいたデジタルカタパルトさんのご好意で、共同印刷本社のホールを使わせてもらえることになりました。会社施設を利用する関係上、また、今後のご連絡の関係上、お手数ですが、以下の登録フォームから、お名前(ペンネーム、ハンドルネーム可)、メールアドレス等、ご記入いただき、最後に「送信(SUBMIT)」ボタンを押してください。
https://goo.gl/forms/NgJFyG0cQMB0Wj973

もちろん当日急な予定が入った場合等、遠慮なくキャンセルしていただいて結構です。

当日はロビーでご案内いたしますの で、共同印刷本社正面玄関よりお入りください。正面玄関はこんな感じです。
https://goo.gl/maps/isaN8fQSvhp

さて、第2回目となる今回もゆるーく行きたいと思います。詳しい方も詳しくない方も、世界のマンガに少しでも興味がある方は、ぜひご参加ください。これはという自慢のマンガをお持ちの方は、ぜひご持参ください。プレゼンタイムを設けたいと思います。邦訳海外マンガでも原書でも日本のマンガでも大歓迎です。装丁がすごい、話がすごい、サイン入り、いわくつきなどなど、切り口は何でも結構です。

また、今回は主催側で短め(10分くらい?)の発表ネタも用意いたします。次回以降、何か発表してくださるという方も大歓迎です! アメコミ入門、バンド・ デシネ入門、アジアのマンガ入門、海外マンガ最新事情、イベントレポートなどなど、こちらも何でもありです。

それでは皆さんのご参加をお待ちしています!

世界のいろんなマンガたち

追記(9月6日)

9月8日(木)当日ですが、会場がある共同印刷本社さんの正面玄関が18時で閉まってしまうそうです。正面玄関から少し西側に離れたところ(写真右側矢印)から入っていただき、右手の守衛所で、登録したお名前をお伝えいただき、入館証バッヂを受け取ってご入場ください。極力付近でご案内するようにいたします。


2016年8月26日金曜日

世界のマンガについてゆるーく考える会 #1 レポート

以下の日時・場所で、第1回「世界のマンガについてゆるーく考える会」を開催しました。

世界のマンガについてゆるーく考える会 #1
日時:2016年8月24日(水) 19時から21時
場所:東京都新宿区四谷1丁目8-14 四谷1丁目ビル6F ビジネスセンター四谷/貸会議室

当日は日中に、学習院大学で、アイケ・エクスナさんの講演会「アメリカ新聞連載マンガの戦前和訳と日本現代ストーリーマンガの起源」がありまして、こちらから流れてきてくださった方も多くいました。アイケ・エクスナさんの講演は、1923年(関東大震災の年です!)に創刊の『アサヒグラフ』に掲載されたジョージ・マクマナスの『親爺教育』を中心に、日本マンガ史の再考を迫る、非常に刺激的な内容でした。論文として発表されたら話題になること間違いなしですが、あいにく準備中の博士論文は英語とのこと……。う~ん、日本でもこういった領域の研究が進まないものか……。

さて、「世界のマンガについてゆるーく考える会 #1」は19時からスタート。


ポツポツと参加者の皆さんが集まってくださいまして、すぐに15人くらいに。最終的には30人ほど集まってくださったのではないかと思います。借りたスペースがキャパ20人ということだったので、かなり手狭な感じになってしまいました。次回以降はもう少し余裕のあるスペースにしないと……。

テーブルを真ん中に集め、そこに持参した本を並べます。今回はここ1年間に出版された邦訳海外マンガが多めになっています。


こんな感じで、みんなでテーブルを囲んで本をめくりつつ歓談。



お互いに知り合い同士なんて方も何人もいらっしゃいましたが、初めてこういう集まりに参加された方も少なくなく、自己紹介がてら、好きなマンガや海外マンガとの出会いなど、順々に語っていただきました。何しろ30人ですから、自己紹介だけでもそれなりに時間がかかります。海外マンガファンからマンガ家、翻訳者、研究者、編集者、マンガ関係のビジネスに携わっている人などなど、実に多様な人たちが参加してくれました。立場が多様なら、趣味趣向も多様。アメコミが好きだという人もいれば、バンド・デシネが好き、やっぱり日本のマンガでしょ、いやいや、韓国のマンガがいい、実は香港のマンガがおもしろい、ロシアのマンガが熱い、フィンランドのマンガはヨーロッパでは注目されつつあって、などなど、話は尽きません。


あっという間の2時間でした。皆さんネタはたくさんお持ちのようなので、次回以降が楽しみです。

2016年8月13日土曜日

世界のマンガについてゆるーく考える会 #1

第1回「世界のマンガについてゆるーく考える会」を以下の日時・場所で行います。

世界のマンガについてゆるーく考える会 #1
日時:2016年8月24日(水) 19時から21時
場所:東京都新宿区四谷1丁目8-14 四谷1丁目ビル6F ビジネスセンター四谷/貸会議室
地図
※四ツ谷駅から徒歩1分
料金:無料
お問い合わせ:sekainomanga2016@gmail.com

初回なので、特定のテーマは設けません。世界のマンガに興味がある方は気軽にお越しください。興味はあるけど、全然知らないという方もぜひ! 詳しい方は、ご自身の好きな本や思い入れのある本などお持ちいただき、ご紹介いただくなど大歓迎です。あなたがどんなマンガが好きなのかぜひ教えてください。

また、ガイマン賞2016開幕まであと1カ月ちょっとなので、主催側からはガイマン賞2016ノミネート作をいくつか持っていきます。

ガイマン賞2016ノミネート候補作の一部

世界のマンガについてゆるーく考えよう。

アメリカン・コミックスにフランス語圏のバンド・デシネ、イタリアのフメッティ、スペインのテベオ、韓国のマンファ、中国のマンホア……。世界にはさまざまなマンガがあります。これらの海外マンガは、早いものだと19世紀末や20世紀初頭には日本に紹介され始め、現在に至るまで多くの作品が日本語に翻訳されています。

過去にもアメリカン・コミックスを中心に海外マンガが注目を浴びたことはあったのですが、2010年前後を境に、海外マンガの翻訳がかつてないほど活況を帯びています。

邦訳された世界のさまざまなマンガ

こうした状況を受け、2012年には、海外マンガフェスタガイマン賞が始まりました。海外マンガフェスタは、プロ・アマ問わず、海外のマンガ家が集まり、作品の販売やトークなどを行なう海外マンガの祭典。ガイマン賞は、1年間に出版された翻訳海外マンガを対象に行われる“読者が選ぶ翻訳海外マンガアワード”です。

ガイマン賞は毎年、前年度の秋頃からその年度の夏頃まで、という約1年間に刊行された翻訳海外マンガを対象にしています。ガイマン賞2012のノミネート数は65点、ガイマン賞2013は86点、ガイマン賞2014は107点、ガイマン賞2015は121点と、年々、海外マンガの出版点数が増えているのがわかります。

つまり、今こそ海外マンガについて考えるまたとない好機! ここ数年海外マンガの翻訳点数が増え続けていると言いましたが、その向こう側には翻訳されていない作品が無数に存在しています。その中には、今まで読んだどんなマンガより、あなたの心に響く作品があるかもしれません。

アメリカン・コミックスやバンド・デシネについては、サークル・研究会・個人的な集まりなど、いくつかあるようですが、海外マンガ全体、さらには日本のマンガも含めた世界のマンガということになると、活発に活動しているオープンな集まりはないように見受けられます。

ないなら作りましょう! ということで、2016年8月から、「世界のマンガについてゆるーく考える会」、略してSMYKを始めることにしました。名前はとりあえずのもので、(仮)という感じです。「世界のマンガについてゆるーく考える会(仮)」。もっとふさわしい名前が見つかったら、途中で改名するかもしれません(笑)。

この会が扱う対象は文字通り「世界のマンガ」です。翻訳された作品から未邦訳の作品まで、アメリカン・コミックスからマレーシアやデンマークのマンガまで、海外の最新情報から海外マンガと日本マンガの関係まで、幅広く世界のマンガを楽しみましょう。会の内容は、雑談から読書会的なもの、ちょっとしたレポートから何なら研究発表まで、こちらも幅広く行なえたらと思っています。必ずしも専門家の集まりではありませんので、海外マンガにちょっと興味があるという人も気軽にご参加ください。開催頻度は目標月1回。平日の夜を想定していますが、参加者の希望に応じて調整していきたいと思います。

皆さんのご参加をお待ちしています!

原 正人(バンド・デシネ翻訳/ガイマン賞実行委員会)